| | | 塩坂洋一 |  |   
ロビンスカップの日本版オンライン商品先物競技会にMystery Tigerのハンドルネームにて、第1回大会では297%の運用成績で4位、第2回大会では30%で8位、第3回大会では499,84%(半年で元本は六倍、同期間の日経平均はマイナス19.3%)の収益率で優勝するなど、素晴らしい運用成績を収めた真の実力者。株式先物・商品先物トレードの傍ら、業界紙への寄稿やラジオでもマーケットコメンテーターとして活躍。豊富な実践ノウハウを有しており、現在ではポピュラーとなったシーズナル分析、限月別アノマリー分析の先駆者として有名。日本テクニカルアナリスト協会検定会員。
 
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 | | 『投機術・覚書』 |  | お盆の買い08月18日
さて、盆休みウィーク中に5月8日以来のガソリン相場コメントを書くと言って、コメント投稿はや日曜日(18日)になってしまった。
 現時点の戦略を述べる前に、前回のコメントを振り返ってみよう。
 
 5月8日のコメントを箇条書きにすると・・・
 
 1.昨年は3月天井で6月末に底入れしているので、今年もそれに準じる動きとみれば
 いまのところ、2月天井に対して5月下旬あたりで底入れする可能性をみることができる。
 
 2.その時期(5/27)に発会する新甫12月限の新甫投資法が買いになれば、方向転換の
 確率も高くなる。
 
 3.また、先行指標によく用いるゴム相場に於いても250円を固めつつあり、買いの種を捲く
 環境(形)が近づいている。
 
 4. 直近安値(68,300円・・・5/2)をストップにして、次の突っ込みから買い狙って面白いところだ。
 
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 まず、1については単純な日柄(3ヶ月)位相による考え方であったが、結果論からみると
 5月2日・68,300円の安値更新がなく、5月下旬で3ヶ月日柄の経過により、今年の安値=底を
 打っていたということが出来る。
 
 次に2.の新甫12月限(5/27発会)の新甫投資法がどうであったかを言うと、5月8日の段階では
 75,000円以上発会で買い、前日の5月24日の段階でも73,000円以上発会なら「買い転換」となる
 ところだったのだが、71,760円発会だったので買い転換にはならなかった。
 (その場合でも、73,000円以上買い、以下で仕切という戦術は有効だが、発会のエネルギー値が
 低かったので積極的には推奨出来ない。)
 
 少し日が進み・・・
 以前、私のセミナーに来ていたある読者から6/16に「NY原油が上抜けしかかっています。
 100ドルへ目指しての上昇ではないかとみますが、どう思われますか?」というメールがあった。
 
 それに対して私は「NY原油、上抜け間近とみています。パンローリングのブログで、東京ガソリンも
 先月85月)末あたりの日柄をみていましたが、12月限の新甫投資法が買い転換していなかった為、日柄
 延長になりました。但し、東京も今月の新甫1月限から買い転換する可能性が高いとみています。」と
 返信した。
 
 NY原油はこのやりとりのあと、6/18に98.88ドル高値あったが100ドル目前にして急落、6/24に92.64ドル
 安値をつけたが、その後上昇、7/3には100ドルを突破、7月〜8月は102ドル〜108ドル後半で推移している。
 
 これに対して、東京ガソリンは12月新甫が買い転換しなかったこと、また、3.に記した先行指標銘柄
 ゴム相場が5月下旬〜6月にかけて下落、大事な節である250円を固められなかったことや、何よりも
 4月安値の更新により、230円割れ水準まで落ち込んだことからも、積極買いの方針がとれない要因となった。
 
 つまり、値幅では5月底入れしていたガソリン相場が、日柄では6月まで延長し浮上出来なかったこととも
 ゴム相場に呼応する形となっていた。
 6月下旬の東京ガソリン新甫1月限こそ、買い転換(新甫発会72,000円以上)が期待されたのだが、
 これが70,660円発会でまたしても買い転換ならず。
 
 しかし、ゴム相場が6月で底入れの型となり再上昇、海外相場NY原油の方は予定通り100ドル突破、
 7月下旬の東京ガソリン・新甫2月限が73,000円以上発会で買い転換だったのだが、これもクリア、
 買いの条件がようやく整ってきたところが現状である。
 
 5月8日コメントの4.の「直近安値(68,300円・・・5/2)をストップにして、次の突っ込みから買い狙って
 面白いところだ。」がどの場面だったかは、5月中で言えば当時の先限である11月限の5/24〜5/28の
 72,000円以下、あるい日柄延長を読んだ6月中旬の先限7万円割れの場面ということになるが、私自身、
 上述してきたような理由から5月・6月・7月と積極買いは見送ってきた。
 
 しかし、7月26日・新甫2月限の買い転換を見て、その後の安値8/9の71,020円を突っ込みと認識し、
 71,020円をストップロスに置いて、新甫2月限の買い転換値となった8/13の73,000円上抜けから順張りで
 買ったのが基本戦略である。
 
 コメント期間を長く空けたのと同様に、長く待った甲斐があればよいのだが・・・。(笑)
 
 
 
 そろそろ・・・08月08日
忙しさにかまけて、ここ3ヶ月全く更新していないにもかかわらず、順位が相変わらずコメント投稿1位のままだとは・・・、いまだに閲覧してくれている方が多いのですね。
 
 そろそろ、なんか書かないといかんよね。(笑)
 
 お盆休みの間に、その後のガソリン相場について少し書きましょう。
 
 
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