| | 『投機術・覚書』 |  | ポイントその後05月28日
さて、連休中のポイントのところから、更新がだいぶ開いてしまった。コメント投稿
 相場は生活の中で様々な要因が働き何が幸いや禍になるか分からない。
 私に限って謂えば、今回は他の要因が幸いなものとなった。
 
 本欄でも時折紹介することがあるが、BAB出版の月刊誌、月刊秘伝に
 ここ1年半ほど隔月で“合気”書簡問答という連載を持っているが、
 6月中旬に発行される2012年7月号で本編の最終回を迎えるにあたり、
 その最終稿の締日への仕上げや対談日程、また、横浜の瀬戸神社に
 於ける奉納演武、稽古指導などで忙しく、相場建玉はちょうど釣竿の
 先に浮をつける如く、市場の流れを感じ計る意味で、最小限の建玉で
 泳いでいた。
 
 実際に出たのは5/18からで、全て買いから入っている。
 
 幾つかの中から、ある某社に於ける推移は以下。
 
 1.ガソリン・12年11限・買・2012/5/18・11:25・ザ・1・\61,890
 2・ガソリン・12年11限・買・2012/5/18・11:54・ザ・1・\61,990
 3.ガソリン・12年11限・買・2012/5/23・17:33・ザ・1・\61,510
 4.ガソリン・12年11限・買・2012/5/24・03:26・ザ・1・\61,100・-	---\0\0\0	\0
 5.ガソリン・12年11限・買・2012/5/24・17:00・ザ・1・\60,940・-	---\0\0\0	\0
 6.ガソリン・12年11限・買・2012/5/24・22:51・ザ・1・\61,230
 7.ガソリン・12年11限・買・2012/5/25・17:30・ザ・1・\61,860・-	---\0\0\0	\0
 
 1.ガソリン・12年11限・売2012/5/24・17:01・ザ・1・\60,880・\-50,500・\900・\44・\-51,444
 2.ガソリン・12年11限・売2012/5/24・17:00・ザ・1・\60,960・\-51,500・\900・\44・\-52,444
 3.ガソリン・12年11限・売2012/5/23・17:40・ザ・1・\61,740・\11,500	・\900・\44・\10,556
 ガソリン・12年11限・売2012/5/25・09:31・ザ・1・\61,760・\26,500	・\900・\44・\25,556
 
 帳尻-67,776
 値洗+94,500
 合計+26,724
 
 \61,100、\60,940、\61,860、3単位(枚)を持って若干プラスの状態である。
 逆張りパターンで入ったパフォーマンスは誉められたものではないが、なんとか
 形にはしたというところである。
 
 振り返れば、何が正解だったかは一目瞭然である。
 
 結局、一番の正解は、「小刻み」04月16日の日記で書いた ・・・
 
 >むしろ、本日の陰線で超短期の戻りが早くも終わり、逆にこのあとの夜間で窓開けの
 >下げや70,000円割れを見るとすスッポ抜ける懸念が出てくるので、途転売りに転ずる
 >ことも厭うべきではなくなる。
 
 ●4月16日の翌日に70,000円切ったところから素直に途転売りをしていれば
 よかったということになる。
 しかし、頭で分かっていても、1月から大勢買い方針で大きくとってきた
 身体に染みついた癖が、買でとったあとの途転売りで往復をうまく取ろうとする
 心を止めた、、、といったことになるのである。
 
 ●05月06日の日記では目標値65,000円というところが翌日7日、一気に実現したが、
 さすがに大陰線1本で仕掛けるところではなく、65,000円を3日ほど固めることが
 出来るか否か、それを見ているうちにまた7日安値64,120円を下切ってきたので、
 見送り。ここ(11日)でも本来は「売り追撃」が正解であるが、1,000円〜2,000円の
 戻りを取ろうとの不埒な考えがあった為に、買はしなかったが売りもしなかったという
 ことになった訳である。
 
 ●では5月18日から買い出動した理由は何か。
 詳細は端折るが、この先限大陰線は関門観測法で止足になる可能性(確率)が比較的
 高かったことが一つ。そこで見越し買で少し早く出動した。
 もう一つの大きな理由が当限となっている6月限の価格帯別出来高より、当限の
 64,310円が底に届いた確率が高かったことである。(その後、6月限はこの18日を
 底値として反発し、納会を迎えていた)また、ここでも65,000円という数字が
 一つのキーポイントとなっている。
 
 その後、5/18の買玉は損切(60,990ロスカット)を入れつつ、建玉の入れ替えが
 成るようにBOX注文操作、一部は小利食いが入っている。
 途中、23日に63,000円台に戻ったところで利食っていれば、楽チンだったのだが、
 このときは63,500円以上に利食い注文を出し放しにしてあったので入らずに下落、
 結果的にロスカットとなっている。(2単位)
 当限要因(底値)を踏まえ、24日〈チャート上は25日夜間罫線)関門観測法
 (18日からの)が活き返る陽線先取りにより買い直し。
 
 さて、11月限の3単位限在買玉だが負けない内に利食うのも良いが、そもそもの
 戻りがあれば、真空地帯(価格帯別出来高を見ればよい)を埋めて、62,500円〜63,000円〜
 64,000円が見えている(と決め打つ)相場で対応。
 其々の玉は適値にロスカットは入れておくが、シナリオ通りなら、当初答えベストの
 「途転売り」の取り分には及ばないものの、ベターの64,120円割れ追撃売りに
 相当する利食い分くらいにはなる計算である。
 
 正解だった「途転売り」を逃したものの、対して相場に張り付かないで行なう
 遊泳建玉としては、こんなところでもよいのではないかと思っている。
 
 5/28 AM0:40記
 
 ポイント05月06日
さて、4月16日以来の更新であるが、東京ガソリンは前回述べた・・・コメント投稿
 >むしろ、本日の陰線で超短期の戻りが早くも終わり、逆にこのあとの夜間で窓開けの
 >下げや70,000円割れを見るとすスッポ抜ける懸念が出てくるので、途転売りに転ずる
 >ことも厭うべきではなくなる。
 
 このあと、翌17日の罫線が「70,000円割れ」となり、そのあと70,000円台に戻したが
 71,000円を超えられずに69,000円台に再突入した4月24日からは途転売りの相場になった。
 個人的にはGW入りを控えて、上下に振ってくる輩がいる可能性を考え、ポジションは
 とらずに静観していたが、結果的には少しタイムラグをおいて、海外発でスッポ抜けた
 印象である。さて、週明けは売られるのであるが、当初(4/16日記時点)のスッポ抜けた
 場合の目標予想値は65,000円であった。
 一気に来る、あるいは行き過ぎもあるかと思うが、そこで逆張りの網を張る作戦で
 1,000円〜2,000円の幅を頂くという方針でよいだろう。
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